私が実践している資産運用の中でもかなりの比重を占めているもの、それは「ソーシャルレンディング」です。
ソーシャルレンディングとは?
簡単に言うと、ネット上でお金を借りたい人、お金を貸したい人を結びつける融資仲介サービスです。
日本で初めてソーシャルレンディングサービスの提供をスタートさせた、業界大手のひとつである「maneo」を例にとって見ていきましょう。
YouTube動画でソーシャルレンディングについて解説されています。
maneoが取り扱う融資先は
「不動産の取得資金、分譲住宅建設費用、飲食店フランチャイズの開業資金、治療院の短期ローンなど、事業性資金のみです。」
とのこと。
とにかく利回りが高い!?
ソーシャルレンディングの特徴として、利回りの高さがあります。
ちなみに、maneoの運用利回りは年5~8%とのこと。

以下は平成30年7月9日現在のmaneoの募集ローンファンドの一部です。

確かにすべて5%オーバーという高利回りですね。
私は初めてソーシャルレンディングを知った時、とにかくこの利回りの高さに驚きました。
さらに、他のソーシャルレンディング業者では10%を超える利回りの案件ももあります。
でも、高利回りってことはリスクはあるんでしょ?
はい。リスクは当然あります。
ソーシャルレンディングの場合、期失が発生し、分配金が得られないといったこともありますし、最悪の場合デフォルトしてしまい元本が戻ってこない…といったリスクもあります。
そしてまず始めにお伝えしておきたいことは、
maneoグループへの投資は避けるべきということです!
はい、確かにmaneoは業界最大手で知名度も高いため、私が最初に投資をした案件はmaneoが運用しているファンドでした。
しかし、その初めて投資したmaneoの案件が現在では「期失ローン」となっています。
それだけではありません。
現在抱えている期失ローンは複数あり、状況としては
- maneo ⇒ 32万円
- キャッシュフローファイナンス ⇒ 2万円
- ガイアファンディング ⇒20万円
- クラウドリース ⇒ 20万円
合計74万円が延滞中となっています。
私がソーシャルレンディングで投資を始めたときは「分散投資」をするように心がけました。
少数の案件に資金を投入してしまうと、1件でも期失ローンが発生してしまうと大ダメージをくらう可能性が高くなってしまうからです。
しかし、私がこれまでの経験から得た教訓は、分散投資は基本でありつつも、本当に気を付けなければならないのは「事業者リスク」だということです。
例えば、ガイアファンディングですが、私は複数の案件に合計で20万円投資しました。
分散しておけば被弾してもリスクは最小限だろうと・・・。
しかし!
現在、ガイアファンディングではなんと「すべてのファンドで延滞が発生」しているのです。
もはや分散投資をしても意味がありません・・・。
そして、上記の期失ローンが発生している業者をみてみると、すべてがmaneo率いるmaneoグループなのです!
このことから、現状では、maneoグループへの投資は控えるべきという結論にいたりました。
そんな私の今後の方針としては、当然、maneoグループからの撤退です!
現在maneoグループに投資している案件が償還され次第、すべて資金を引き抜いて、別業者において運用を開始する予定です。
とはいえ、上記の金額が完全にロックされている状態ですので、償還されるのはいつになることやら。
というか、すべて償還されることは無いかもしれませんね・・・。
是非、これからソーシャルレンディングで投資を検討されている方につきましては、案件毎のリスク考慮はもちろんですが、事業者の選定に重きを置いて、投資を実行していただければと思います。
最後に、おすすめのソーシャルレンディング業者を紹介
上記したとおり、ソーシャルレンディングでの投資においては「事業者の選定」が非常に重要であると考えています。
そんな中で、私が現在おすすめできる業者を紹介いたします。
【OwnersBook(オーナーズブック)】
オーナーズブックの特徴としてはなんといっても、運営会社である「ロードスターキャピタル株式会社」が上場企業であるということ。未上場の企業が運営している他の業者よりはるかに安心感がありますよね。
また、オーナーズブックは、不動産の案件に特化しており、そのすべての案件に不動産担保がついています。
これまでデフォルトは発生しておらず、ソシャレン業者の中では非常に安定感のある業者であると思います。
口座を開設する ⇒ OwnersBook
【クラウドバンク】
クラウドバンクの特徴としては、「証券会社(日本クラウド証券株式会社)が運営をしている」という点になるかと思います。しかも、第二種ではなく第一種金融商品取引業者ですので、信頼性は高いでしょう。
また、定期的にキャッシュバックなどのキャンペーンを実施していたり、出金手数料が無料であったりと、サービス自体の質も高い業者ではないでしょうか。
これまでデフォルトは発生しておらず(延滞は発生あり)、クラウドバンクもソシャレン業者の中では、信頼のおける業者であると思います。
口座を開設する ⇒ クラウドバンク
【SBIソーシャルレンディング】
知名度で言ったら頭一つ抜けているでしょうか?そうです、あの金融業界で有名なSBIグループが展開するソーシャルレンディングサービスになります。大手が手掛けているということで信頼性の高さをを感じます。
また、SBIソーシャルレンディングはデポジット口座というものがありません。通常、投資したい案件がある場合、あらかじめ自分のデポジット口座に入金をしておく必要があるのですが、SBIソーシャルレンディングの場合は、申し込みをしてから期限までに入金処理をするという流れになります。常にデポジット口座にある程度の金額を入れておかなければならないという状況は結構ストレスがかかるので、その必要が無いというのは個人的にかなりプラスポイントです。ちなみ、出金手数料は無料となっています。
口座を開設する ⇒ SBIソーシャルレンディング
【Funds(ファンズ) 】
今もっとも注目されているソーシャルレンディング業者の1つではないでしょうか。2019年1月にサービスがスタートしたばかりのFunds。募集開始後あっという間にすべての案件が満額となってしまったため、実はまだ私投資ができていませんw。運営会社である株式会社クラウドポートは、もともと、ソーシャルレンディング業界№1のメディア(比較サイト)を運営していた会社でした。
Fundsの特徴は、「企業の”貸付け”に対して投資し、その利息をもとに分配金を得る」というポイント。そのファンドを組成する企業には超有名な上場企業「アイフル株式会社」などが含まれています。これまでのソーシャルレンディング投資と違って、投資先が見える訳ですから投資家サイドとして嬉しい限り。
もし貸し倒れが発生したら、そもままそのファンドを組成する企業のイメージに大打撃を与えてしまいますから、なんとしてもデフォルトはさせまいとするでしょう。つまりそれ自体が「担保」となるといった仕組みとなっています。これまでには無かったとても興味深いスキームです。
1円から投資可能という部分もすごい。まだスタートしたばかりで、投資案件が少ないので、クリック合戦は避けられないかと思います。
口座を開設する ⇒ Funds
今後は、上記の業者に投資比重を置いたポートフォリオを組んで、安定した収益を得られるように図っていきたいと思います。
私のソーシャルレンディング投資の状況については、毎月収支報告記事をアップしていますので、そちらも是非、参考にしてみてください!